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意識調査 Fromプラネット

2017.12.13
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暮らし

Vol.75 ポイントカードに関する意識調査

女性はドラッグストア、男性は家電量販店で「ポイント」をためる
~自分へのごほうびに、家計のお助けに…ポイントは“なくてはならない”臨時収入~

  国内1,200社超が利用する日用品流通の情報基盤を運営する株式会社プラネット (所在地:東京都港区、代表取締役社長:田上正勝)は、日用品にまつわるトピックスをお届けする『Fromプラネット』の第75号として、ポイントカードに関する意識調査の結果をご紹介します   バックナンバー https://www.planet-van.co.jp/news/from_planet.html

女性は日頃からこまめに、男性は“大物買い”のときにポイントをためている?

 商品購入の際、規約に応じてポイントが付きサービスを受けられるポイントカード。利用している人も多いかもしれません。今回はポイントカードについてアンケートを行い、利用しているカードの種類や枚数、活用術などをまとめました。
 始めに、現在利用しているポイントカードの種類を聞きました。すると、1位は「共通ポイントサービスカード」64.6%、2位「ドラッグストアのカード」56.1%、3位「家電量販店のカード」54.4%、4位「スーパーマーケットのカード」52.8%と続きました。複数の店で使える「共通ポイントサービスカード」を利用している人が6割以上。「ドラッグストア」「家電量販店」「スーパーマーケット」のカードも50%台で、よく利用されていることがわかります。
 男女別に見ると、男性と女性とでは順位が大きく入れ代わりました。男性では、全体で3位の「家電量販店のカード」が2位、9位の「マイレージカード」が6位にランクアップ。一方、女性では、全体で2位、男性では3位の「ドラッグストアのカード」が73.7%でトップに。逆に、男性で2位の「家電量販店のカード」は49.7%で4位にとどまりました。さらに男女差にも注目すると、最も男女差が大きいのが「ドラッグストアのカード」で、その差は28.9ポイント。次いで、「スーパーマーケットのカード」が22.8ポイント差、「雑貨店や衣料品店のカード」が19.2%ポイント差の順。いずれも女性の数値が男性を大きく上回りました。日用品や食品、洋服などの購入機会が多い女性はドラッグストアやスーパーマーケット、衣料品店などで利用頻度が高いと考えられ、男性は家電など“大物買い”の際にポイントカードを使うことが多いようです。


表1

「経営者」がよく使うカードは?

 職業別に見ると、「ドラッグストアのカード」「スーパーマーケットのカード」「雑貨店や衣料品店のカード」で「専業主婦(主夫)」の数値が最も高く、日頃の買い物でポイントカードを駆使し、倹約に努めている姿が想像されます。一方、「家電量販店のカード」「百貨店のカード」「マイレージカード」では「会社役員・経営者」が最も高くなっていました。経済的に余裕のある「会社役員・経営者」にポイントカードは無縁かと思いきや、意外にもよく利用していることがわかりました。商品単価の高いカテゴリばかりなのはさすがと言えそうですが、役職がら、お得になることには敏感なのかもしれません。


ポイントカード「10〜14枚」持ちのツワモノも!

 次に、ふだん利用しているポイントカードの枚数を聞きました。最も多かったのが「2〜3枚」の38.2%、次いで「4〜5枚」の29.7%、「6〜7枚」9.7%の順でした。複数枚利用している人が大半であることがわかります。男女別では、「2〜3枚」「4〜5枚」が多数を占めることに変わりはありませんが、女性では、より枚数の多い「6〜7枚」が12.4%と1割を超え、男性に比べて女性のほうが利用枚数が多いことがうかがえます。
 性年代別に見ても、ほとんどの性年代で「2〜3枚」がボリュームゾーン(最も数値が高い範囲)となりましたが、女性の40代では「4〜5枚」が32.4%と最も高くなりました。さらに、女性の50代では「8〜9枚」が7.3%と、全性年代のうちで最高値。また女性の60代では、「10〜14枚」が12.2%と1割を超えていました。女性の40代〜60代で特にポイントカードの利用枚数が多くなる傾向があることがうかがえます。女性がよく利用しているドラッグストアやスーパーマーケットでは、他店と共用できない個別のポイントカードも多く、日用品や食料品の買い物頻度が多いと思われる年代で、利用枚数も増えていることが考えられます。


表2

複数店舗での共用、併用が利用を後押し

 “複数持ち”があたりまえということがわかったポイントカード。それでは、ポイントカードを使う機会は増えているのかどうかを聞いてみました(表3)。すると、「とても増えた」「ちょっと増えた」を合わせた“増えた”計は20.2%。「ちょっと減った」「とても減った」を合わせた“減った”計の3.9%を大きく上回りました。
 ポイントカードを使う機会が増えたという人に、その理由を聞いてみました(表4)。
 1位は「ポイントがたまりやすいから(○倍の日があるなど)」50.5%、2位が「一枚のカードでいくつものお店のポイントを兼用できるようになったから」48.9%で、この2つは約半数に達しました。3位には「ポイントの使用が簡単にできるようになったから」25.3%、4位に「ポイントカードの併用ができるようになったから(2種類のポイントを同時にためられるなど)」21.6%の順。“ポイント○倍の日”など、ポイントのたまりやすさが利用を誘発していると同時に、「共通ポイントサービスカード」など、複数の店で使えるポイントサービスが増えてきたことがポイントカードの利用を後押ししていると考えられます。利用しているポイントカードの種類を聞いた最初の調査の結果(表1)で、最も高かったのが「共通ポイントサービスカード」だったこととも一致した傾向と言えそうです。


表3 表4

ポイントの集約意識が高いのは若年層? 高齢層?

 今度は、ためたポイントをどのように使っているかを聞きました(表5)。1位は「ポイント数に応じて値引き券に交換してもらう」で61.6%、2位は「ポイント数に応じた割引サービスを利用する」32.2%。1位の「値引き券に交換してもらう」は女性で70.0%と特に高く、商品を安く購入するためにポイントを活用している女性が多いことがわかります。3位は「換金する」28.4%。4人に1人以上が、ためたポイントをお金に換えていました。4位は「他の共通ポイントに交換する」25.3%。ひとつのポイントにできるだけまとめようという傾向の表れと考えられます。
 一方で、「利用期限を過ぎてしまうことが多い」は6.5%、「なかなかたまらない」6.1%、「利用したことがない」1.0%と、ためたポイントを生かしていない人は少数派。大半の人がためたポイントを何らかの形で活用していることがわかります。
 ポイントをより効率よくためるため、買い物の集約などを意識しているかを尋ねたところ(表6)、“意識している”計が65.8%と多数を占めました。たとえば、同じ商品ならポイントの付く店で買う、また、よく利用する店を限定するなど、ポイントカードの有無は消費行動にも影響していると考えられそうです。
 性年代別に見ると、男性では40代で、女性では30代で“意識している”計が最も高くなりました。さらに「とても意識している」については年代が低いほど高くなる傾向が見られ、女性の20代では、「とても意識している」が32.5%と全性年代のうち最も高くなりました。反対に、“意識していない”計は、男女ともに70代以上で最高に。若年層ほど、ポイントの集約を意識して買い物をしているようです。


表5 表6

ポイントも「アプリ」で持ち歩く時代

 ポイントカードも枚数がかさむと、財布が厚くなったりして不便です。最近は、ポイントを管理できるスマホのアプリも増えていますが、実際どのようにポイントカードを携帯している人が多いかを調べました。最も多かったのは「財布」に入れて持ち歩いている人で、87.2%と圧倒的。続く2位は「モバイル・スマホのアプリ」の12.0%となりましたが、「財布」とは数値に大きな差がありました。
 しかし、性年代別に見ると、20代では「モバイル・スマホのアプリ」が29.6%。30代・40代でも「モバイル・スマホのアプリ」が15%を超えていました。若年層を中心に、「アプリ」でポイントを利用している人も増えているようです。ただし、20代〜40代では「財布」も90%超。「アプリ」に対応していないポイントサービスもあり、従来のカード式と併用している人が多いことがわかります。システムが整っていけば、「アプリ」でポイントを利用する層は今後広がっていくかもしれません。


表7

“自分へのごほうび”から“家計のお助け”まで…私のポイント活用術

【 “ポイント○倍” 】
● 「ポイント○倍」といったキャンペーンのときにまとめ買いする。(男性・50代)
● 10倍ポイントの日などに、急ぎでない物や在庫として置いておきたい物を購入する。(女性・30代)
● 各お店のポイントが倍になる日を把握しておいて、その日を狙って買い物にいく。(女性・20代)
【1.5倍の日に使う】
● 1.5倍の買い物ができる日があったので、以前からほしかったちょっと高いものを買いました。(男性・60代)
● ポイント支払いが1.5倍などの日に購入して、ポイントをさらに得にする。(男性・60代)
【まとめてお得に!】
● いろいろなポイントで集約できるものは集約して高額なポイントにして使います。(男性・50代)
● 基本はTポイントかRポイントに集約し、ネットショッピングで好きなものを購入しています。(男性・60代)
● 交通系、流通系、web通販系のポイント、航空会社のマイレージ、その他に集約しています。(男性・40代)
【自分へのごほうびに、家族での楽しみに】
● ポイントがたまったら、ちょっと高価な化粧品を買う。(女性・50代)
● ポイントでデパ地下の高級なスイーツを購入しています。自分へのごほうびに。(女性・40代)
● できるだけ交換の頻度を抑え、可能なものはマイルに移行して、ファーストクラスに乗る。(男性・40代)
● たまったポイントを使って家族で食事会をしました。(女性・50代)
● 新しいもので気になっているもの、お試ししたいときにポイントで買ってみる。(女性・60代)
【家計の助けに…】
● スーパーのポイントを半年から一年ほどためて、家計の苦しい際に一気に使用。(男性・40代)
● 給料日前の家計が厳しいときはポイントを使って買い物をする。(女性・50代)
【端数に使う、手ぶらで便利】
● ガソリンスタンドで給油したときの会計で、端数(10円未満)の支払いに使う。(女性・50代)
● スーパーでの会計時ポイントから端数分を支払う。財布に小銭がたまらなくてよい。(男性・60代)
● ポケットにポイントカードを入れてジョギングに行きます。のどが乾いたらコンビニに立ち寄りポイントで購入。ジョギング中、ポケットがかさばらないで済むので便利です。(女性・40代)

 ポイントカードをどのように活用しているかを自由回答で聞くと、実にたくさんの回答が寄せられました。やはり多かったのは「ポイント○倍」など、高い倍率でポイントが付く日にまとめて買い物をするという声。使うカードやたまったポイントを集約しているという回答も目立ちました。そうやってためたポイントをどのように使っているかというと、「デパ地下の高級スイーツ」や「家族で食事会」といった楽しみに、また新商品の「お試し」に、臨時収入として日頃は手の出ない買い物に当てている人が多いようです。一方で、「家計が厳しいとき」に使っているという人も。こうなると“ちょっとしたおこづかい”ではなく、なくてはならない収入の一部。数百円から数千円程度の価値だとしても、生活にとけ込んでいる様子がうかがえました。思い思いの使い方ができるポイントカードを、暮らしをちょっと豊かにするために上手に活用したいものです。


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