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意識調査 Fromプラネット

2019.11.13
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暮らし

Vol.121 いい夫婦に関する意識調査

夫婦で使う日用品、共用するものしないものの境界線はどこ?
~若年層ほど何でも“シェア” 、高齢層では「寝室」も別の人が半数~

 国内1,300社超が利用する日用品流通の情報基盤を運営する株式会社プラネット (所在地:東京都港区、代表取締役社長:田上正勝)は、消費財や暮らしにまつわるトピックスをお届けする 『Fromプラネット』 の第121号として、いい夫婦に関する意識調査の結果をご紹介します。未掲載のデータもご提供できますのでお気軽にお問い合わせください。
バックナンバー https://www.planet-van.co.jp/news/from_planet.html

「バスタオル」は夫婦で共用している? 別にしている?

 11月22日は「いい夫婦の日」です。今回は、夫婦で使う日用品にスポットを当てて「いい夫婦」に関するアンケートを実施。夫婦だからふたりで同じものを使うのか、それとも、夫婦といえども嗜好やこだわりがあるから同じにはできないのか。お互いに共有するものしないものの境界線を探りながら、いい夫婦に関するイメージをまとめました。
 まずは、配偶者・パートナーと同居している人を対象に、選択肢に挙げた日用品を共用(同じものをふたりで使用)しているか、それともお互いに別のもの(それぞれ自分専用のもの)を使用しているかを聞きました。すると、【共用している】の上位には「トイレットペーパー」や「衣料用洗剤・柔軟剤」などの日用品の消耗品が、【別のものを使用している】の上位には「歯ブラシ」や「スリッパ」などの繰り返し使うものが多く入りました。当然の結果という気もしますが、個々の数値は興味深いものです。たとえば、「ハンドタオル」は【共用している】が半数以上ですが、「バスタオル」は3人に1人。逆に、「バスタオル」は【別のものを使用している】が半数以上です。手をふくタオルは共用しても体をふくタオルは別にしたいという線引きがありそうです。しかし「バスタオル」を3人に1人が、さらに「つめ切り」を6割以上が【共用している】と聞くと、“多い”と感じる人もいるかもしれません。日常のことだけに個人差が大きいと思います。
 一方、【別のものを使用している】で最も高かった日用品の消耗品は「シャンプー・コンディショナー類」で、半数が回答。髪質や求める効能に違いがあったり、香りの好みが分かれやすかったりするからでしょう。


表1

20代では半数が「バスタオル」を共用、4人に1人が「基礎化粧品」も共用

 表1の結果を年代別に調べたのが、表2・表3。日用品の種類によって違いが見られました。たとえば、「歯磨き粉・洗口液」「シャンプー・コンディショナー類」「せっけん・ボディソープ」の消耗品類は、年代が若いほど【共用している】が高く、年代が高いほど【別のものを使用している】が高くなりました。繰り返し使う日用品についても同様に、全体として、年代が若いほど“共用率”が高いことが見てとれます。一般的に、年代につれて加齢の影響などもあり、特に消耗品類については求める効能が男女で変わってくると思われます。また、今の若い世代は所有欲が低く、何でも“シェア”する志向がより強いとも考えられます。特に注目したいのが「バスタオル」と「ハンドタオル」。「バスタオル」は、30代以降では【別のものを使用している】人のほうが多いのに、20代のみ【共用している】人のほうが多くなっています。20代では5割が【共用している】バスタオルを、60代・70代以上ではほぼ6割が【別のものを使用している】というのは、世代の違いか加齢の影響か、はたまた結婚年数による相互理解の賜物なのか…興味深いですね。
 一方、「洗顔料」「基礎化粧品」は、【共用している】【別のものを使用している】のどちらも若年層ほど高く、高齢層で低くなっていました。上の世代の男性はそもそも「洗顔料」や「基礎化粧品」を使わないことが多いためでしょう。それにしても、20代で4人に1人が「基礎化粧品」を夫婦で共用しているとは驚きです。


表2
表3

“夫婦・家族だから共用”は古い?

 日用品を配偶者・パートナーで共用するかしないか、は、アイテムや年代・世代によって違いがありそうなので、さらに、その理由を尋ねました。まずは、消耗品の日用品を共用する理由について。最も多かったのは「特にこだわりのないアイテムだから」、次いで「家族だから、日用品を共用するのは当然だから」。使っては捨てていくものなので「特にこだわりのない」人も多いわけです。一方、「家族だから、日用品を共用するのは当然だから」は、年代が高いほど高く、若年層ほど低くなっていました。逆に若年層のほうが高かったのは「同じものを使うと経済的だから」「香り・味の好みが同じだから」などでした。


表4

歯ブラシ・タオル類は衛生面を重視、消耗品類は個人の嗜好をより重視

 今度は、日用品を共用せずにそれぞれ別のものを使う理由を、【消耗品の日用品】(シャンプー類、洗顔料など)と、【繰り返し使う日用品】(歯ブラシ、タオル類など)とに分けて聞きました。すると【消耗品の日用品】では1位「男性向けと女性向けとでは機能・用途・サイズなどが違うから」に2位「それぞれこだわりや好みで選んでいる」、3位「それぞれ使い慣れたお気に入りがあるから」が続き、いずれも3割を超えました。個人の嗜好を重視しているようです。
 一方【繰り返し使う日用品】では、「衛生用品だから、共用するのは非衛生的だから」が1位。2位に「配偶者・パートナーであっても共用するのは抵抗があるから」が続き、【消耗品の日用品】に比べ、特に衛生面を意識しているようです。しかし、【消耗品の日用品】では1位の「男性向けと女性向けとでは機能・用途・サイズなどが違うから」は5位にとどまり、「それぞれ使い慣れたお気に入りがあるから」など、個人の嗜好を重視する項目のほうが上回りました。


表5

年月を重ねるほど、共用することに抵抗感が…

 性別や年代によっても、共用するしないの理由は違うようです。【消耗品の日用品】については、「男性向けと女性向けとでは機能・用途・サイズなどが違うから」は年代が高いほど高いのですが、「それぞれこだわりや好みで選んでいる」は若年層のほうが高くなっています。若い世代ほど、自由に個人の好みで選ぶ傾向が明らかです。一方、【繰り返し使う日用品】では、特に女性で年代差が際立っていました。「衛生用品だから、共用するのは非衛生的だから」は女性の若年層で高く、反対に「配偶者・パートナーであっても共用するのは抵抗があるから」は中高齢層で高くなっています。若年層に清潔嗜好が強いことがうかがえる一方で、パートナーとして年数を重ねるうちに「共用する」ことへの抵抗感がむしろ強くなるものなのかと思うと、興味深いですね。


表6

“ひとりの時間も、ふたりの時間も大切に”が「いい夫婦」の秘訣

 日用品以外にも、ふだん食生活やオフタイムをどの程度共有しているか聞いてみました。結果で気になるのが「寝室」です。「別にしている」人が4割近くもいました。年代別に見ると、20代では「一緒」の人が9割近いのに、60代以降は半数以下。生活時間のすれ違いのためか、“いびきがうるさい”など安眠しにくい問題があるのか…いろいろな事情を想像してしまいます。「休日・オフタイム」も若年層のほうが共有している人が多く、年数を重ねるにつれて、お互いのペースを大切にするようになるのかもしれません。
 最後に、夫婦での共用・共有について思うことや“いい夫婦”のイメージを教えてもらいました。たくさん回答が寄せられましたが、「ひとりの時間も大切にしつつ、ふたりの時間も大切にしたい」との回答が多くの意見を代表しているように思えます。また高齢の方の回答にはパートナーと年月を重ねてきた含蓄が感じられました。暮らしを共にする中で見えてくるものがあるようです。

 
表7

《 共用・共有と“いい夫婦”のイメージ 》

【夫婦での共用・共有について思うこと】
● こだわりがあるものはそれぞれ好きなものを使う。節約できるものは、なるべく安く済ませる。(女性・20代)
● ふたりで同じものを共有すると、家計に優しいし、距離も縮まる気がする。(女性・20代)
● お互いに自分ひとりの時間も大切にしつつ、ふたりの時間も大切にしたい。(女性・30代)
● 生活時間が違うので、寝室は別がよい。たまには一緒に出かけるが、ふだんは個々の時間を大切にする。旅行なども友人と行くほうが気楽で楽しい。(女性・50代)
● 高齢世代なので互いに干渉することなく、それぞれの時間を尊重したい。(男性・60代)
【いい夫婦とは…】
● それぞれの価値観に基づいた生活スタイルを大切にして、別にするものは別にし、共通にできるものは共にするのが長年連れ添ってきた夫婦の理想的な姿だと思う。(男性・60代)
● 結婚当初は雑貨から着るもの、食べるもの、価値観が違って大変でした。30年一緒に暮らして、徐々に私の感覚に近づき、うれしいかぎりでした。お互いがお互いに慣れ、近づいていくのは夫婦ならでは。(女性・60代)
● 年齢を重ねてくると、お互いを思いやる気持ちが若いときに比べ格段に強くなっていることを日々実感する。日用品をできる範囲で共有したり休日には一緒に過ごしたりすることに幸福感を感じている。(男性・70代以上)

調査機関:株式会社プラネットによる調査企画をもとに、株式会社ネオマーケティングにて「いい夫婦」に関する意識調査を実施。
期間:2019年10月4日~9日、インターネットで 4,000人(同居している配偶者・パートナーがいるのは2,522人)から回答を得ています。


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メーカー、卸売業、小売業がサプライチェーンとして連携し、生活者へのサービス向上を目指して進化を続ける日本の消費財流通を、情報インフラ運営で支えている上場企業(証券コード2391)です。
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