株式会社プラネット

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新年を迎え、謹んで
年頭のご挨拶を申し上げます。

 皆様におかれましてはお健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。旧年中は格別のお引き立てとご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
 昨年は、ワクチン接種をはじめとした新型コロナウイルス感染拡大に対する防止策が講じられる中、経済社会活動の正常化が進み、景気は緩やかに持ち直していくことが期待されましたが、後半からの物価高と米欧を中心とする海外経済減速の同時進行による景気回復ペースの鈍化、不安定な国際情勢やパンデミックの長期化など、依然として先行きは極めて不透明な状況にあります。
 このような状況の下、弊社は持続的成長とさらなる発展に向け、経営体制の強化とサービスの充実を図ってまいりました。経営体制については、企業価値の向上とコーポレート・ガバナンスの強化を目指し、代表取締役の異動および、監査等委員会設置会社への移行をいたしました。
 サービスについては、弊社の強みを活かし新たな二つのサービスをローンチしました。
 一つは昨年3月に、株式会社True Dataと「POSデータクレンジングサービス」について業務提携することを発表しました。両社がこれまで培ってきた機能やノウハウを組み合わせることで、幅広い企業に対して、データ標準化・フォーマット交換・データ連携などの作業をワンストップで代行できる強いソリューションの提供を目指し、新たなサービスの提供に向けた共同研究や開発を進めています。
 もう一つのロジスティクスEDIは、基幹EDIのノウハウやリソースを活用し、出荷予定データに加え、入荷検収データサービスの提供をスタートさせました。ロジスティクスEDIサービスは、事前出荷情報(ASNデータ)による着荷準備や検品の簡素化などの効率化に留まらず、既存の商流情報に、物流分野の情報連携が加わることで、新たな付加価値のあるサービスを提供できる可能性があります。さらにサプライチェーン全体をデータや情報で可視化し、在庫数と販売推移から最適な納品タイミングを予測するなど、今後大きな拡がりが期待できる領域です。物流業務のさらなる合理化に貢献し、大手から中小までの幅広い企業を視野に入れた活動を行うことで、業界全体のCO2の削減に貢献したいと考えています。
 急速に関心が高まっているサステナビリティ対応に加え、流通業界は、昨今の円安、原材料の高騰など大変厳しい環境の中にいます。そのような環境下で、適正なレベルの値上げも難しく、また消費を冷え込ませない価格設定を考えるなど、メーカー、卸売業、小売業などの各企業は、さまざまな工夫をされていると思います。
 弊社が提供するデータ交換サービスは、インターネットの登場により今ではあたり前のようになっているデータ通信です。弊社は、このあたり前を、先駆けてきた企業です。この精神を忘れず、弊社が持っている潜在能力を顕在化し、新たなあたり前の価値をつくる、常にそこにチャレンジし新しい価値を創出する企業に新化(新しく進化)し、業界の発展・成長にも努めます。
 本年も一層のご指導、ご鞭撻をお願い申し上げますとともに、新しい年が皆様にとりまして、ご多幸と繁栄の年となりますことをお祈り申し上げます。