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消費財や暮らしにまつわるトピックスをお届けする『Fromプラネット』。
今号では、エシカル消費(賞味・消費期限)に関する意識調査の結果を一部ご紹介します。

エシカル消費

あなたの消費は倫理的?

内容を理解している人は1割未満

 「エシカル消費」は、消費者基本計画において「人や社会・環境に配慮して消費者が自ら考える賢い消費行動」と定義されています。「『エシカル消費』という言葉を知っていますか」という問いでは「聞いたことがない」と回答した人が67.7%と圧倒的多数で、「聞いたことがあり、内容も理解している」人は全体では9.0%と、1割未満でした(図表1)。


同じ値段なら地元の食品を選ぶ人が5割超

 地産地消もエシカル消費につながる行動のひとつです。「あなたが住んでいる地域で生産・加工された食品と、ほかの地域で生産・加工された同じ種類の食品が売り場に並んでいた場合、あなたはどちらを選びますか」と聞いたところ、全体では52.0%が「同じ値段であれば自分が住んでいる地域の食品を購入する」と回答(図表2)。「高価であっても自分が住んでいる地域の食品を購入する」と回答した人は全体では5.1%ですが、性年代別では男性・20代が10.1%と、最も高い結果でした。
 フードロスについての意識はどうでしょうか。「『賞味期限・消費期限』が切れる前に食べ切る工夫をしていますか」と聞いたところ、「いつもしている」と回答した人が47.2%と約半数でした。2017年に同じ質問をしたときは、「いつもしている」は36.4%で、10ポイント以上上昇しています。そして、「全くしていない」という人は前回の16.8%から11.7%に減少しています。


消費において人や社会、環境に配慮していること

 人や社会、環境に配慮した消費についての考えや実際にしている配慮について自由回答で聞いたところ、「マイバッグ・エコバッグを使用している」という回答が多く寄せられました。2021年3月の調査※でも、「買い物の有無に関わらず、常に持ち歩いている」が半数を超えるなど、かなり浸透していることがうかがえます。また、コンビニでの廃棄前の値引き販売についても、好意的な反応が多かったです。一方、「個人の行動がどれだけ影響があるのかわからない」「リサイクルの仕組みがわからないので、自分の行動に本当に意味があるのか疑問」という声も。意義を理解し納得して取り組んでもらうには行政による説明や教育がまだまだ必要なようです。
「マイバッグ・エコバッグに関する意識調査」はこちら


詳しくは、Fromプラネット Vol.168「エシカル消費(賞味・消費期限)」をご参照ください

調査機関:株式会社プラネットによる調査企画をもとに、
株式会社ネオマーケティングにて「エシカル消費(賞味・消費期限)」に関する意識調査を実施。
期間:2021年9月30日〜10月4日、インターネットで4,000人が回答。
バックナンバーより時節に合ったトピックスをご紹介しています。