株式会社プラネット

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新年を迎え、謹んで
年頭のご挨拶を申し上げます

 約二年にわたるコロナ禍で私たちの働き方は自宅でのリモートワークが増え、仕事以外の時間はもっぱら自宅周辺で過ごすといった単調な生活を強いられてきました。すべての人々はコロナ禍から解放されることを待ち望んでいます。新型コロナウイルスが収束した暁には、これまでの我慢の反動による「リベンジ消費」が期待できます。
 その一つとして、日本での外国人観光客の受け入れ再開による「インバウンド消費の復活」があります。今年は消費財流通業界が元気を取り戻す一年になることを願っています。

 昨年、コロナ禍において学ぶことがありました。
 東京五輪・パラリンピック競技大会が無事終了し、日本の責任感と実行力を世界に示すことができました。選手のコンディション調整が難しい中、日本人選手がたくさんのメダルを獲得したことも明るい話題でした。特にパラリンピックでの障がい者アスリートの磨き抜かれた技を観て、人間の無限の可能性を信じることができました。
 また、昨年は商品の品切れや転売などの報道はほとんどありませんでした。このことは業界の高い商品供給力によって生活者の不安が払拭されたからだと思います。買い占めは誰の得にもならず、ある程度のストックを保ちながら適量を消費することが社会全体の効率につながることを学ぶきっかけになったと思います。今後も当業界は快適な生活を維持するライフラインとして、最適な在庫量を確保する努力を惜しまないことでしょう。

 さらに、コロナ禍前から頻繁に発生している大規模な自然災害に加えコロナ禍での人流の抑制と感染防止対策により、業界各社の危機管理体制はより一層強固になったと思います。このような環境対策に関連したコストは増加傾向にあると思いますので、当社は業界全体にかかる新たなコストを軽減するために安全な情報インフラを維持しながら、新しいテクノロジーの調査・研究を進めることでお役に立ちたいと考えております。
 そして、SDGsの取り組みも始まりました。SDGsは資本主義経済で恩恵を受けるすべての企業にとっての共通目標となっています。企業は利益を確保しながらも、経済活動によって疲弊した人やバランスを崩した地球に元気を取り戻させることが求められています。当社はSDGsの環境対策につながるロジスティクスEDIを業界全体で推進していきたいと考えております。

 最後になりますが今年の活動として、ご利用いただいているサービスをより安全で使いやすくするためのリニューアルを行い、新サービスも推進いたします。またユーザー会やセミナーなどはリアル開催を予定しております。そして働き方改革として、コロナ収束後もリモートワークを取り入れて社員の働きがいを高めてまいります。

 本年も引き続き、みなさまとご一緒に業界を元気にしていきたいと考えております。