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基幹EDI、資材EDIに
JX手順で接続できるようになりました!

NTT東日本とNTT西日本からの公衆回線網IP化や、全銀TCP/IP手順で利用されている「INSディジタル通信モード」のサービス提供が2024年1月に終了するとの案内を受け、ここ数年、EDIサービスに接続するための通信手順をこれまでの「全銀TCP/IP手順」から、「AS2手順」や「JX手順」(*1)等のインターネット手順に切り替える必要性が高まっています。
これまで当社の基幹EDI、資材EDIサービスで利用可能なインターネット手順はAS2手順のみでしたが、ユーザーの皆様からのご要望にお応えして、2018年2月よりJX手順をご利用いただけるようになりました。

(PLANET vanvan 2018年春号(Vol.118)掲載記事より)

EDIサービスの接続方法


(*1)JX手順とは
● JX手順は、国際標準で定められている通信プロトコル(SOAP-RPC)を使用した、インターネット通信手順です。
 流通BMSで採用され、流通業界で広く利用されています。
●1回あたりの取引データ量が少なく、低コストでEDIを導入したい企業様向けの通信プロトコルです。
(1回あたりの通信のデータ量が10MB(固定長フォーマットで約8万レコード)までが目安です。)

全銀TCP/IP、AS2、JX手順の比較


 AS2手順・JX手順はどちらもインターネット網を経由して通信を行いますが、送受信とセキュリティ方式の違いから、必要な通信環境が異なります。AS2手順はサーバ間で通信を行うので、EDIサービスに接続するための通信ソフトに加え、外部からの通信を受け入れるためにWebサーバやグローバルIPアドレス(*2)をユーザー様にご用意いただく必要があります。一方JX手順はインターネット回線が利用可能であれば、通信ソフトをご用意いただくことで接続できるため、通信環境の導入コストはAS2手順に比べて安価です。
 また、データフォーマットは全銀TCP/IP手順と同様に、当社のEDIデータ標準仕様でご利用いただけます。


(*2)インターネットに接続する際に利用されるIPアドレスで、PCなどのインターネットに接続している機器の一台一台に、一意に割り振られる
    番号のこと。





(*3)インターネットなどのコンピュータネットワークで通信を暗号化して送受信する暗号化通信技術の一つ。
    通信を暗号化することにより、相手のなりすましやデータの盗み見、改竄などを防ぐことができます。



当社EDIサービスにおけるJX手順ご利用のポイント


 当社EDIサービスをJX手順で利用するにあたり、インターネット環境に接続できるパソコン、JX手順に対応した通信ソフト、当社標準フォーマットに準拠したデータを作成できるソフトなどをご準備いただく必要があります。
 ご検討の際は、下図①〜⑤のポイントをご確認ください。




JX手順への切り替えの流れ


※現在、当社のEDIサービスを全銀TCP/IP手順でご利用のユーザー様がJX手順に切り替える場合の手順です。
 ステーション申請をいただいてから手順切り替えまでに1カ月程度必要となります。
 新規に当社のEDIサービスをご利用の場合は、上記以外にも手続きが必要になりますので、別途お問い合わせください。
※「Web申込受付」「プラネット証明書」のご利用については、事前に業界イントラネットのIDをご用意ください。
※データフォーマットの変更を行う場合は、別途ダンプチェックを実施させていただきます。
※接続テスト実施後、実データを利用した送信、受信テストを行うことも可能です。

お問い合わせ先

株式会社プラネット
ネットワーク推進本部 ネットワーク管理部
Tel : 03-5962-0812
E-mail :syskan@planet-van.co.jp