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ニュースリリース

プラネットニュースNo.118

2013.11.06

棚割ソフト間のデータ交換を可能にする「共通棚割情報(PTS)」 8年ぶりの新バージョンを発表

 一般消費財流通における標準EDI(電子データ交換)、商品データベースサービスを提供する株式会社プラネット(本社:東京都港区、代表取締役社長:田上正勝)が、流通問題に関する研究や調査を行なう経済産業省管轄の一般社団法人 流通問題研究協会(本部:東京都港区、会長:玉生弘昌 [ (株)プラネット代表取締役会長 ] )と共に事務局を務める棚割システム研究推進会はこのたび、棚割ソフト間のデータ交換を可能にするフォーマット「共通棚割情報(PTS)」の8年ぶりの新バージョン「3.0」を発表しました。


 今回発表した新バージョン「3.0」により、棚に陳列された商品アイテム背後へのサイズ違い等の別アイテム保管、色や味の異なるアイテムの積み上げ陳列に対応できるようになります。

 なお、各棚割ソフトでの対応は、今後順次行われる予定ですので、詳細につきましては、棚割システム研究推進会のホームページ(https://www.planet-van.co.jp/planogram/)にてご確認ください。



《 ご 参 考 》

1.棚割ソフト :

 小売業の店頭で商品を適切に陳列できるよう、コンピュータ上でシミュレーションするためのソフトウェア。プラノグラムソフトとも呼ばれます。



2.共通棚割情報(PTS*) :  *Planogram Transfer Specifications の略

 棚割ソフトにはいくつか種類がありますが、かつては互換性がなく、ある棚割ソフトでのシミュレーション結果は、他の棚割ソフトでは再現できませんでした。そのため棚割システム研究交流会(現:棚割システム研究推進会)では、異なる棚割ソフトでもシミュレーション結果を再現できるように、1999年に棚割ソフト間の配置情報交換フォーマット「PTS Ver.1.0」を制定し、2005年には「PTS Ver.2.0」へとバージョンアップしました。

 その後、共通棚割情報は棚割ソフト利用者にご活用いただき、広く普及していますが、既存の両バージョンでは再現できない陳列形態の一般化に伴い、仕様見直しのご要望を頂き、棚割システム研究推進会での検討を経て、新バージョン「PTS Ver.3.0」発表となりました。



3. 棚割システム研究推進会 :


 日本国内の棚割ソフト市場の活性化や、棚割ソフト利用者共通の課題やニーズに基づく新たなソリューション検討、カテゴリーマネジメント視点での新たな方向性の模索を目的に、1998年に開催された「棚割システム研究交流会」が 2000年9月、発展的に解散し、新たに発足した団体です。現在の参加企業は以下の4社です(五十音順)。


  株式会社アイコンセプト

  ジェイ・ディー・エイ・ソフトウェア・ジャパン株式会社

  日本総合システム株式会社

  株式会社リテイルサイエンス


 事務局は株式会社プラネットと一般社団法人流通問題研究協会が務めています。



4.フォーマット : コンピュータに取り込むデータの形式や仕様 を意味します。

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