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意識調査 Fromプラネット

2023.12.20

暮らし

Vol.215 肌乾燥対策に関する意識調査

乾燥の季節到来! 若者は肌に関する意識が高い!?
~男性でも20代は「化粧水や乳液などを使用」が半数超え~

 国内1,500社超が利用する日用品流通の情報基盤を運営する株式会社プラネット (所在地:東京都港区、代表取締役社長:坂田政一) は消費財や暮らしにまつわるトピックスをお届けする 『Fromプラネット』 の第215号として、肌乾燥対策に関する意識調査の結果をご紹介します。未掲載のデータ提供や当社担当者が解説を差し上げることもできますので、お気軽にお問い合わせください。
※回答率(%)は小数点第2位以下を四捨五入し同第1位までを表示しています。そのため、内訳の合計と表示値が異なる場合があります。
バックナンバー https://www.planet-van.co.jp/news/from_planet.html

肌の乾燥が気になるのはいつ?

 冬と言えば、寒さや冷えだけでなく、肌の乾燥やそれにともなうトラブルに悩まされる人も多いのではないでしょうか。
 今回は、肌の乾燥やトラブル、そして対策について意識調査を行いました。
 まず肌の乾燥が気になる時期を聞いたところ(図表1)、最も気になるのは「12月」(40.8%)、次いで「1月」(40.4%)、「2月」(39.6%)、「11月」(29.9%)、「3月」(24.3%)という順位になりました。また、どの月も男性よりも女性のほうが乾燥を気にする割合が高くなっています。


表1

肌の乾燥、どのくらい気になる?

 肌の乾燥がどの程度気になるかを聞くと(図表2)、「人前に出たくなくなる」人が16.3%、「気になって寝付きにくくなる・目が覚める」人が11.6%、「日常生活や仕事に支障が出る」人が9.1%でした。


表2

 年代別に見ると(図表3)、いずれの項目も若いほど割合が高くなっていますが、「人前に出たくなくなる」と「日常生活や仕事に支障が出る」については、年代によるギャップが特に大きいです。


表3

体の部位で乾燥が特に気になるのは◯◯

 肌の乾燥が特に気になる体の部位を聞くと(図表4)、最も割合が高かったのは「手」の46.1%でした。そのあとは「足・かかと」(45.6%)、「くちびる」(44.2%)、「頬」(40.8%)と続きます。「おでこ」以外の部位では、女性のほうが「気になる」割合が多く、「足・かかと」「脚・ひざ」「腕・ひじ」などは20ポイント以上の差がついています。
 男女別では少し順位が変わり、男性は「頬」「手」「くちびる」「足・かかと」、女性では「足・かかと」「手」「くちびる」「脚・ひざ」です。
 これら上位の項目は、年代別(図表不掲載)だと、「手」や「足・かかと」が気になる人の割合は若いほうが低く、「頬」は年代が若いほうが気になる割合が高く、「くちびる」については全年代で大きくは差がないという違いがありました。


表4

男女差が大きい対策グッズの使用率

 肌の乾燥対策として使っているものを聞くと(図表5)、「ハンドクリーム」(45.0%)が1位、「リップクリーム」(36.2%)が2位、「フェイスローション・化粧水」(25.6%)が3位でした。
 ただ、男女での使用率は大きな差があります。女性は「ハンドクリーム」が62.5%、「リップクリーム」が53.1%と半数を超える人が使用しています。


表5

 また、乾燥対策用品を使うシーン(図表6)は、「入浴後」(64.5%)が最も高い割合でした。「洗顔後」(42.5%)、「手洗い後」(28.3%)、「食器洗い後」(19.3%)なども割合が高く、濡れたあとにケアする人が多いことが伺えます。


表6

若者は普段から肌に対する意識が高い?

 「乾燥対策のため」と特別に意識していなくても、普段から肌のために洗顔用のせっけんや洗顔フォーム、化粧水や乳液などを使っている人がいるはずです。
 使用しているかどうかを聞くと(図表7)、洗顔用のせっけんや洗顔フォームは70.5%の人が、化粧水や乳液などは56.8%の人が使用していました。
 といっても、使用率は男女で相当大きな差があります。洗顔用のせっけんや洗顔フォームは女性では88.1%、化粧水や乳液などは83.0%が使用しています。
 また、女性は年代による使用率の差がほとんどなく、男性は年代による差が大きく、若いほど使用率が高い傾向にあります。男性でも洗顔用のせっけんや洗顔フォームは20代〜50代までは半数以上が使用しています。それに比べると、化粧水や乳液などを使用している割合は低いですが、20代は53.8%と半数以上が使用しています。


表7

肌乾燥対策グッズ、よりコスパ重視に

 乾燥対策用品(ミルクやクリームなど)を使用している人に、対策用品を選ぶときや購入するとき、何を重視しているかを聞きました。最も割合が高かったのは「価格・コスト」(57.6%)で、ついで「保湿効果の高さ」(56.8%)となっています。
 2019年に調査した結果を見てみると、1位は「保湿効果の高さ」(66.2%)、2位が「価格・コスト」(43.4%)と、今回と1、2位が入れ替わっています。「ブランドやメーカー」が前回の16.6%から、19.1%に上昇していることも合わせて考えると、性能をしっかり求めつつ、よりコストパフォーマンスを重視するような変化が起こっているのかもしれません。また、乾燥対策用品を使用している人は前回調査で4000人中2716人だったのが、今回は3207人と増えています。


表8

乾燥対策は一日にして成らず

 肌の乾燥にまつわる悩みやその対策を自由回答で聞くと、全体的に女性のほうがケアにより気をつかっている印象を受けましたが、男性であっても、乾燥に悩まされている人はいろいろと対策を試している様子でした。
 また、乾燥によって生まれるかゆみに悩まされている人が相当数いることがわかりました。乾燥が気になるために対策を行っているものの、「なかなか症状が改善しない」「自分に合った対策用品が見つからない」という声も。

《 肌の乾燥にまつわる悩みや対策 》

【かゆいのが本当に困る!】
● かゆいと何もできない。(女性・30代)
● 最近、冬に湯船に浸かると手足がかゆくなってしまって困る。(女性・30代)
● カサつく前からクリームを塗ること。かゆくなってからでは遅いと思う。(女性・40代)
● 乾燥する時期は手肌がとくにかゆみやひび割れが出て症状がひどく出やすいのでしっかり保湿をするが肌質は改善しないのが悩みです。
(女性・40代)
● ここ数年で、乾燥するとかゆみが出てきた。 冬だけだったのが、だんだん期間が長くなっているので不安。(女性・50代)
● 乾燥すると痒みが全身に出る。保湿だけでは治らないので、かゆみ止めの薬を飲み、なるべく掻かないようにしている。(女性・50代)
● とにかく痒くても絶対掻かないことが重要だと実感している。(男性・70代以上)
【自分に合った対策って難しい】
● 手荒れがひどいため下着や肌着、ストッキングなどをすぐに引っ掛ける。ひどい手荒れに効くハンドクリームなどを使うが効果がない。顔や体の肌荒れ乾燥も困るが、手荒れは日常生活で困ることが多く、本当に効く方法をずっと探しているが見つけられない。(女性・50代)
● 毎年肌に合うものを見つけるのに時間がかかって、なかなか出会えない。見つけて使い続けるうちに夏になり、ひと夏を越えるとまた肌の状態が違っており、使っていたものでは物足りなくなり、また新しいいいものを求めて探している。(女性・50代)
● クリーム等に特にこだわりはないので毎年新しいものを試しているが、未だに定番になるものが見つからない。(男性・70代以上)
● アレルギー体質なので、小麦製品が続くと肌の乾燥が酷くなります。酸化鉄等が配合された化粧品でも荒れます。長年皮膚科の御世話になっています。常に気になるので、あまりこすらず、洗い過ぎないようにして、水仕事の後は化粧水+ハンドクリームでしのいでいます。(女性・50代)
● 秋の気配が感じられるころになると、不思議と体が痒くなる。見た目にも悪く気になるが、特効薬がない。暖かい季節になるのを待つしかない。(男性・60代)
【若い男性も乾燥に悩まされている】
● ケアを怠るとすぐに肌が荒れてしまうことに悩んでいる。入浴後の保湿をずっと続けている。(男性・20代)
● 皿洗いするときに肌が荒れて手を霜焼けになるのが嫌ですね。(男性・20代)
● 入浴後に皮膚科でもらった塗り薬を塗っているが、乾燥肌が治らないし、にきびもできやすい。(男性・30代)
● 夜中にかゆくなり寝られなくなる。クリームを塗っても一時的で、時間が経つとまたかゆくなる。(男性・30代)
【高齢男性も肌のケアをしている】
● 40代になってから、肌のかさつきが気になりだしたため、風呂上がりの全身にボディ用の乳液を使用するようになった。(男性・60代)
● ずっと無頓着だったので、改めて見てシワの深さに驚いている。少しでも改善したいと考えて、入浴後と洗顔後には念入りにクリームを塗り込むことを習慣にしている。(男性・60代)

調査機関:株式会社プラネットによる調査企画をもとに、株式会社ネオマーケティングにて「肌乾燥対策」に関する意識調査を実施。
期間:2023年11月2日~7日、インターネットで4,000人から回答を得ています。


■株式会社プラネットとは https://www.planet-van.co.jp/
メーカー、卸売業、小売業がサプライチェーンとして連携し、生活者へのサービス向上を目指して進化を続ける日本の消費財流通を、情報インフラ運営で支えている上場企業(証券コード2391)です。
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