(2)ミドルウエア利用の場合

表計算ソフトからデータベースへ直接送ったり、データベースから直接表計算ソフトへデータをロードさせたりできるミドルウエアが多種市販されていますが、これらを活用することで(繰り返し項目を自動的に省略して送るなどの機能により)芻qャな処理を実現できます。クライアントのミドルウエアはサーバー側で使用しているミドルウエアに同期をとる必要があります。すなわち他サーバーと接続する場合はクライアントで使用しているミドルウエアと同種のものを必要とします。また、データの授受はすべてクライアントからの要求によって行われます。ただし接続関係が密になりますので艫Tーバー側のセキュリティシステムが確立している必要があります痰ワたVAN会社などのサービスによりWAN(Wide Area Network)接続を行うことも考えられます。

図1-5 ミドルウエアを利用した通信形態の例

(3)ODBC等を利用する場合

データベースの共通アクセス方法であるODBC(Open Data-Base Connectivity)などを使って通信することもパターンとして想定していますので、SQLなどのコマンドを使って複数種のデータベースにアクセスできるなど合理的な通信を実現できます。その場合には、直接データベースのテーブルにデータが入出力されることにより、高速処理が可能になるなど従来の通信では難しかったタイミングでも、業務実行に余裕が得られることもあるでしょう。ただしDBはODBC対応のものに限ります。

図1-6 ODBC接続の例