4.物流

物流のうち卸売業の出荷案内から商品配送,入荷報告までに関しては、(1)のようなデータ 交換形態が考えられる。
また、卸売業が配送代行した場合や、共同配送センターを利用した場合、自社の倉庫間で横持 ちをした場合など、商品の振替を行った場合に報告するため、(2)のようなデータ交換形態 がある。
また、小売業のTC(トランスファーセンター:通過型物流施設)やDC(ディストリビュー ションセンター:在庫型物流施設)への納品(センター納品と称されることが多い)を行う際 の基本的なデータ交換形態として、(3)をあげてある。(3)に関しては小売業独自のもの、 一部取引先卸売業との共同設計のものなどがあり、ケースバイケースの対応が望まれることに なるが、標準的な型をあげておくことで参考にすることもできるという観点で作成した。

(1) 卸売業からの納品案内から小売業の仕入計上
『納品データ』,『納品確定データ』が必要となる。このうち、『納品データ』は日々 の卸売業の売掛内容を連絡する『仕入データ』の伝送タイミングを早めることで代用することも考えられる


図2-10 卸売業からの納品案内から仕入計上までのデータ交換形態

※1仕入データは品切連絡データ,納品データ,納品確定データから構成される。
※2この「品切連絡データ」は出荷作業の後に在庫引落されなかった品切情報を連絡するものである。