業界VAN(付加価値通信網)運営会社のプラネット(本社:東京都港区、代表取締役社長:玉生弘昌、証券コード:2391)は、流通業界におけるインターネットEDI(企業間電子データ交換)の普及促進のため、2008年4月下旬に、次のベンダー各社のデータ通信パッケージ相互間の接続性を確認するテストを企画実施し、期待された成果を収めましたのでお知らせします。

■接続テストの背景・意義
2007年4月に流通業界を中心に新たな標準EDIの規格として策定された「流通ビジネスメッセージ標準(以下 流通BMS)」では、従来のEOSの標準として用いられていたデータ通信プロトコルであるJCA手順に代わり、次世代型のインターネットEDIに対応した“EDIINT AS2”手順(以下、AS2手順)と“ebXML MS”手順(以下、ebMS手順)が採用されています。
日用品・化粧品業界などのメーカー・卸売業、資材サプライヤーからなる約1,100社のユーザー企業が利用するEDIの情報インフラストラクチャーであるプラネットは、20年以上にわたる標準EDIネットワーク構築・運用のノウハウを活かして、小売業・卸売業間のEDIの構築・普及に協力するための活動を現在進めています。そしてこの小売業・卸売業間のEDIは流通BMSに準拠することになるため、今後はインターネットEDIによるデータ通信が普及していくと思われます。
このような背景を踏まえ、既にプラネットは2005年8月にAS2手順によるインターネットEDIサービスである「SMOOTHEDI ® 」をリリースしており、インターネットEDI対応の通信パッケージを提供するITソリューションベンダー各社との交流を進めていますが、2008年4月下旬に、前掲の各社と協力してAS2手順とebMS手順対応の各社データ通信パッケージの相互間接続テストを企画実施し、期待された成果を収めました。今回のテストの意義は次のとおりであると考えます。
- 各社通信パッケージ相互間の接続テストを一律に実施しユーザーの負荷を軽減
複数対複数の企業間におけるインターネットEDIの効率的な普及を目指す際には、データに使用する各種コード体系(商品コード・事業所コードなど)とフォーマット(データ書式)が標準化されていることが前提となる。さらに、インターネットEDIを新たに導入する際には、EDI通信の相手側の複数の企業との間でデータ通信接続テストが都度発生するが、当然EDIを導入する企業毎にこの事象が発生するために大変に非効率的であるといえる。この状況はインターネットEDIの普及促進に対する阻害要因ともなり得ると考えられるが、今回、ベンダー各社のデータ通信パッケージ相互間の接続テストが一律に実施され、それら多くの組合せについて相互接続性が確認されたことは、この阻害要因をある程度未然に取り除いたという効果がある。

- プラネットが今後も接続テストの実施を継続
今回のテストは、EDIの情報インフラストラクチャーとしての実績を持つプラネットがITソリューションベンダー各社と連携し実施したが、プラネットでは、今後も、新しい通信パッケージやバージョンが追加された場合には同様のテストの実施を継続していく。
■接続テストの内容・結果概要
- 2008年4月下旬に、前掲のベンダー10社のデータ通信パッケージ相互間での接続テストを、AS2手順対応通信パッケージ同士45通りと、ebMS手順対応パッケージ同士6通りの組合せにて実施した。その結果、流通BMS推奨値においては問題なく接続できることが確認できた。しかし、オプション機能の利用にあたって、組合せによっては注意が必要なケースも確認できた。
- テストは、ローカルネットワークで直接接続された環境下で実施した。テスト項目については、流通BMS推奨値以外にもAS2、ebMS通信手順対応パッケージが各々実装している機能についても、実際に使用することが想定される設定値を優先してテストを実施した。(AS2=15項目、ebMS=9項目)また、インターネットEDIにおけるデータ通信の信頼性を保障する電子認証については、流通BMSにおいて現時点で唯一の認証局であるインテック「EINS/PKI+ for EDI」から発行された証明書を使用した。
- プラネットのインターネットEDIサービスのSMOOTHEDI ® については、2005年8月以降、前掲の各社のAS2手順対応の通信パッケージとの接続テストを完了している。
≪ 本件記事内容に関するお問合せ先 ≫
 ※SMOOTHEDI ® に関する詳細は、下記URLでもご確認いただけます。
http://www.planet-van.co.jp/service/edi/smooth_edi.html

※本文中の用語については以下をご参照ください。(下記URLでもご確認いただけます)
http://www.planet-van.co.jp/service/words/
≪ 用語 ≫ -
AS2:(Electronic Data Interchange-Internet Integration-Applicability Statement 2)
インターネットEDI用の国際標準のセキュア通信プロトコルで、HTTPプロトコルを使ったもの。リアルタイムかつ安全にデータを交換できるというメリットがある。現状ではウォルマートをはじめ、AS2を採用した企業が多い。プラネットが提供するSMOOTHEDI ® はAS2をいち早く採用した。EDIINTが策定。
- ebMS:(イービー・エムエス、ebXML Messaging Services、ebXML MS)
インターネット上で、高速かつ安全なEDI環境を構築するためのEDI国際標準仕様。
- インターネットEDI:インターネットでマシンtoマシンの接続をして取引の自動化を実現する仕組み。インターネットのブラウザを介して受信側に発注情報を送るという人が閲覧する仕組みが介在するWeb−EDIとは異なる。EDIはElectronic Data Interchange・電子データ交換の意味。
- VAN運営会社:業界内の競争企業同士が一つのVAN(Value Added Network・付加価値通信網)のネットワークにうまく相乗りするために、当該の運営会社自らがデータを扱うことはせず、専門のVAN会社に運用を一括委託をするという構造と、そのための様々な標準化推進、各社間の調整・仲介の活動を行うしくみである会社。
- 流通BMS: 2007年4月にバージョン1.0が公開されている。業務プロセスやデータ項目などを規定している。通信回線にはインターネットを利用することが前提。
- EOS:(イーオーエス、Electronic Ordering System)
電子発注システム。日本では1970年代に、主に小売店舗の発注業務効率化を図るために導入された。
- データ通信プロトコル:(Protocol) ネットワークを介してコンピュータ同士が通信を行なう上で、相互に決められた約束事の集合。通信手順、通信規約などと呼ばれることもある。
- JCA手順:日本チェーンストア協会が定めたデータ交換用手順。
- SMOOTHEDI ® :(スムースイーディーアイ) プラネットのインターネットEDIサービス。国際標準のAS2を通信手段として採用。PKI(公開鍵基盤)により高度なセキュリティを保持。
≪ 備考 プラネットのフル装備EDIについて ≫
プラネットでは現在、EDIデータ通信技術等の過渡期を迎えているという認識に基づき、 通信プロトコルフリーの「フル装備EDI」の基盤を構築し運用しています。 |
基幹EDIは全銀TCP/IP手順・全銀手順・JCA手順に対応。ただし全銀手順・JCA手順は2008年12月に終了予定。 SMOOTHEDIはAS2手順に対応。基幹EDIの全銀TCP/IP手順とSMOOTHEDIは固定長フォーマット・可変長フォーマット(TSV)に対応。 |
≪ ベンダー各社様からのエンドースコメント ≫
 【 アイウェイ・ソフトウェア(株式会社アシスト)様からのエンドースコメント 】

 相互間接続テストの実施と成功を歓迎いたします。弊社は280種類以上のSOA対応アダプタにより、EDIシステムと基幹システムの連携を実現します。プラネット様と共に流通BMSの推進に向け活動いたします。
【 株式会社インターコム様からのエンドースコメント 】


EDIパッケージベンダーである弊社では、次世代EDI標準である流通BMSの普及がビジネスをさらに加速させる大きなチャンスと考えています。しかしながら現状では、EDIの導入に際して負担のかかる接続テストが避けらません。このような負担は普及を阻害する要因として考えられています。今回プラネット様が企画/実施された各社EDIパッケージの相互接続テストは、EDI導入時のユーザーおよびベンダーの負担を大幅に解消する成果であり、流通BMSの普及にいっそう拍車をかけるものとして期待しております。
株式会社インターコム
代表取締役社長 高橋 啓介 様
【 株式会社インテック様からのエンドースコメント 】

 インテックは、プラネットの相互接続テスト実施の趣旨に賛同し、その活動に敬意を表します。流通業界各社の「流通BMS」採用が促進されることにより、消費者メリットにもつながって行くことを期待しています。
株式会社インテック
ネットワーク&アウトソーシング事業本部 竹田 浩徳 様 - 「B-ixServ AS2 Connector」に関するお問い合わせ先: net_info@intec.co.jp
【 ウルシステムズ株式会社様からのエンドースコメント 】

 ウルシステムズは、「流通BMS」のリーディングカンパニーとして流通業界への貢献に努めており、2007年度には100社以上の企業で弊社製品をご利用頂いています。その実績から、流通業界における共通のインフラ基盤として「流通BMS」は非常に有効であり、今後もバージョンアップを重ねることで適用領域を広げていくと考えています。この度プラネット様でも「流通BMS」の環境を準備されたことを歓迎いたします。
ウルシステムズ株式会社
【 キヤノンITソリューションズ株式会社様からのエンドースコメント 】

 当社は、この度の通信パッケージ間相互接続テストが成功した事を歓迎いたします。本接続テストの結果を受けて、流通BMSソリューション「CollaboLinkシリーズ」のより積極的拡販・展開を行い、「流通BMS」の普及・啓蒙活動に取り組む所存です。
キヤノンITソリューションズ株式会社
ソリューション推進本部 本部長 谷本 善男 様
【 スターリングコマース株式会社様からのエンドースコメント 】

 スターリングコマース株式会社は、株式会社プラネットによる流通業界におけるインターネットEDIの普及促進に向けた、ITソリューションベンダー各社のデータ通信パッケージ相互間の接続性テストの成功を心より歓迎いたします。このテストにおけるAS2手順対応通信パッケージ同士の接続性において、弊社のSterling Integratorが流通BMS推奨値において問題なく接続できることが確認できたことで、流業界におけるインターネットEDIによるデータ通信が普及していくものと思われます。今後とも、プラネットとの強力なパートナシップのもと、当該接続テストの継続性の保障をサポートしていきます。
スターリングコマース株式会社
代表取締役 小路 恒久 様
【 セイコープレシジョン株式会社様からのエンドースコメント 】

 セイコープレシジョンは、株式会社プラネットによるデータ通信パッケージ相互間接続テストの成功を歓迎いたします。弊社では、引き続きebXML-MS手順対応を計画しており、従来型とインターネット型の統合された環境の提供を通してEDIの普及拡大を推進してまいります。
セイコープレシジョン株式会社
システム事業部長 長谷川 達海 様
【 株式会社セゾン情報システムズ様からのエンドースコメント 】

 弊社が提供するHDC-EDI SuiteはAS2、ebXML-MS手順に対応しているだけでなく、社内システムへのファイル連携そして統合運用管理までをトータルサポートするソリューションパッケージです。今後もプラネット様と協力し、流通業界におけるインターネットEDIの普及促進に向け努力して参ります。
株式会社セゾン情報システムズ
営業本部 HULFT営業部 部長 渡部 宗樹 様
【株式会社データ・アプリケーション様からのエンドースコメント】

流通ビジネス・メッセージ標準(流通BMS)の普及が見込まれるなか、ベンダー各社の協力により通信パッケージの相互接続テストが成功裡に終了したことは、導入を控えた企業での導入コストの削減につながるばかりか、流通BMSの普及に拍車がかかると期待しております。
株式会社データ・アプリケーション
専務取締役ACMS統括本部長 武田 好修 様
【マイクロソフト株式会社様の製品問合せ先】

※記載されている会社名、製品名は各社の登録商標または商標です。
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